日本の製造業の労働生産性=世界1位(2000年)➡世界18位(2020年) 解決策は健康経営しかない

健康経営

大村大次郎氏「日本の絶望 ランキング集」(中公新書ラクレ)からの続きだが、日本の製造業の労働生産性が2000年には世界一位だったのが、2020年には世界18位に転落したことを書いている(表参照)。結局その理由は、日本が労働者の賃金を上げず、雇用条件を悪化させ(➡非正規雇用の増加)、内部留保ばかり増大させ、自分たちの給料は億円レベルにまで上げて、超富裕層を激増させていると書いている。ドイツのフォルクスワーゲンは社員を大事にする会社であるという。こうして日本では貧富の差が先進国では最悪になっているという。日本の経営者(経団連、キャリア官僚、医師会を含む)は労働者に対して愛情がなさすぎる。

ともあれ、労働生産性を上げる良い方法は「健康経営」の実践しかないと私は思っている。健康経営に対する批判もいろいろ聞いたが(健康経営優良法人=モンドセレクション説(苦笑))、他には有効な方法が私は思いつかない。